こんにちは、□ましゅまろ□です
肺炎はとくに有名な感染症で、高齢の方の死亡原因としては上位にくる恐い感染症でもあります。
高齢者だけでなく、子どもでもなってしまいますが、肺炎の原因微生物にはいくつもの種類があります。
よくあるものからレアなものまでありますが、よく原因になるのは3つですので肺炎を診断するポイントと原因に分けて解説します。
しっかり原因を理解しておかないと!
Contents
肺炎とは?
肺炎とは肺に細菌などが感染することによって起こる病気です。
感染した細菌を排出するために咳をしたり、痰をだしたりして自分の身を守ろうとしますが、この症状がつらい。
感染しているところがあまりにも広いと吸った空気から酸素を取り込むことができず呼吸困難になることもあります。
ここまで来たら入院が必須です。
肺炎を診断するポイント
肺炎の診断はレントゲンで行います。
呼吸の音を聴診器で聞いて、ぷつぷつと泡がはじけるような音(coarse crackleといいます)が聞こえたら肺炎の可能性が高くレントゲンを確認します。
ただし肺炎になっていても、聴診では音が全然分からないこともありますので注意が必要です。
□ましゅまろ□の個人的な基準としては、あくまで目安ですが
咳があまりにもひどい
咳+発熱が4日以上続く
呼吸困難がある
という場合には肺炎の可能性を考えてレントゲンをチェックするようにしています。
肺炎の原因
肺炎の原因はいくつもありますが、小児科で一般的に考えるべきは3つです
ウイルス
子どもの一番多い肺炎の原因です。
ウイルスの感染の多くは、カゼという形であらわれます。
ウイルス性の肺炎はいわゆる、「カゼをこじらせた」に一番近い原因だと思います。
ウイルスの中でも特に肺炎の原因となりやすいのがRSウイルスとヒトメタニューモウイルスです。
インフルエンザウイルスも肺炎になることがあります。
ひどいと呼吸不全になることもありますが、ウイルスを直接倒すお薬は基本的にはないので時間待ちです。
抗生剤も効きません。
しかし、時間を待てば必ず治りますので、それまでをしのぐために内服薬や吸入、ひどければ点滴や酸素投与を行います。
細菌
放置すると一番怖いのが細菌によるものです。
血液検査で、白血球やCRPといった炎症反応(ざっくりとは感染症などが激しいかどうかの数値)が高くなります。
ある程度進行すると一番重篤感が出る原因です。
細菌には抗生剤が必要ですので、処方されます。
軽ければ内服薬で大丈夫ですが、重篤であれば入院して点滴で抗生剤をいく必要があります。
うまく効けば1~2日で熱が下がってきますが、十分細菌を倒すために5~7日の抗生剤治療が必要になります。
入院になるレベルならしっかりした期間をかけて治療をうけてください。
マイコプラズマ
3つの中で一番咳が激しいのが特徴です。
ウイルスでも咳が激しいことはありますが、ひっきりなしに咳がでることが多いのがマイコプラズマです。
小児科でカバーする年齢だと、ウイルスや細菌は0歳~3歳のことが多いですが、マイコプラズマは年齢が高めで5~15歳ぐらいのむしろ免疫が強い人に発症しやすいです。
マイコプラズマも自然軽快しますが、数週間の経過になるので熱もあり咳で眠れないぐらいひどいのであれば抗生剤が必要です。
メインの抗生剤は内服薬、飲み薬です。
、、、が苦くて飲みにくいお薬です。
他に、ほぼ間違いなく効果がある、という抗生剤があるのですがおおむね8歳以上しか使えないものがあります。
それは乳歯が生え変わっていない子が使うと歯が黄色くなってしまう副作用があるからです。
またマイコプラズマの特徴としては激しい肺炎になっていても聴診器で聞く音は正常ということです。
診察では肺炎があるかどうかを見極めるのが困難なのがマイコプラズマなので、咳がひどいor長引いている時にはレントゲンを考えるべきです。
肺炎を繰り返す時に考えること
非常に珍しいですが、肺炎を繰り返す人がいます。
今まで2,3回なったことがある、というレベルではなく1~2ヵ月に1回肺炎で入院するというとてつもないレベルです。
そういう人の中に、免疫不全の人や、肺の構造に異常がある人が含まれるので専門的な検査が必要になります。
まとめ
肺炎は進行すると呼吸困難におちいるこわい感染症です。
呼吸音の異常、長引く熱を伴う咳、あまりにも激しい咳の時にはレントゲンチェックを受けたりして適切な治療を受けてください。
入院が必要になった場合の治療期間については、以下で解説しています。
子どもの肺炎の入院期間は約4~5日。どんな視点で期間が決まるのか?
今回の記事も、お役にたてると幸いです!
それでは!
