^_^こんにちは!□ましゅまろ□です!
今回は、外来でよく出会う症状のひとつ、「じんましん」についてです。
じんましんは蚊にさされたようなぷっくりした発疹が特徴です。
地図のようにひろがることもあります。
かゆくて困るし、アレルギーだったら?と心配になる症状ですので、よく相談にこられます。
そのことについて解説をしていきます。

不安だな、、、
の疑問・不安にお答えしていきます。
Contents
じんましんだけなら基本的には急がない
じんましんだけであれば、基本的には急がなくても大丈夫です。
じんましん自体はかゆいものなので、ひどいとなかなか眠れなくなり大変ですが、命にはかかわりません。
次の日の受診でも大丈夫です。
もちろん、眠れないぐらいかゆみが激しい!というのであれば、受診をしていただきお薬をもらうのも方法です。
では、急ぐ時というのはどういう時でしょうか?
皮膚以外の症状がある時は急いて受診!
じんましんは皮膚の症状ですが、皮膚以外の症状もあわせて出てきた場合は要注意です。
たとえば、じんましんの出現とともに喘息みたいなゼーゼーが出現したり、急にお腹が痛くなって下痢をしたりなどです。
いわゆるアナフィラキシーと呼ばれる状況です。
アナフィラキシーは食べ物などのアレルギーを持っている人におこることがある、アレルギーの最重症版です。
アナフィラキシーは緊急受診が基本です!
別のページでも解説していますので、参考にしてください
➡アナフィラキシーとアレルギーの違いとは?緊急受診すべき目安
じんましんの原因とは?
じんましんの原因として、みなさんが最初に思い浮かぶと思われるのが「食物アレルギー」ではないかと思います。
たしかに、食物アレルギーは非常に大事なことなのですが、一番多いのが「体調の悪さ」です。
感染症にかかった時に、毎回ではありませんがじんましんが出ることがあります。
多くは1~2日ぐらいで自然に治りますが、内服薬や軟膏があったほうが早くおさまります。
食べ物などが原因であれば、そのものを特定する必要がありますが、食物アレルギーであれば原因食材を食べたあと約30分、長くても2時間以内におこります。
ですので、18時に夕食を食べて23時にじんましんが出ました!という状況であれば夕食は関係ない、と思っていいと思います。
じんましんの自宅での対応
では、家で様子をみることにした場合、自宅でできることはなんでしょうか?
ひとつは冷やすことです。
保冷材みたいなものをあててもらってもかまいません(本人が嫌じゃない範囲で)
また、その逆であたためないことにより、悪くなることを防止できます。
熱いお風呂にはいるとじんましんが悪くなることがあるので、熱いお風呂はさけてください。
どうしてもお風呂に入る場合は、ぬるめのシャワーでさっとがおすすめです。
また冬場の場合は風邪をひかないかどうか悩ましくなるので難しさはあるものの、熱がこもるぐらいの厚着はさけたほうが無難です。
じんましんは、夜でも心配で受診されることが多い症状です。
今回の記事が参考になれば幸いです!
それでは!
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