こんにちは、□ましゅまろ□です。
本日は3歳健診について書いていきたいと思います。
3歳台でする健診なので、3歳半にしているところも多いです。
3歳健診でチェックしていく項目もいろいろあるのですが、小児科診察でチェックするところはさらに少なめになります。
4ヵ月健診、1歳6ヵ月健診で身体の病気の多くは見つかるということ、何か問題があればお母さん自身が病院に既に行っていることも多く、3歳健診ではその中で漏れているものを探すというイメージです。
何度も繰り返しますが、やっぱり体重と身長です
どのタイミングの健診でも大事なのが体重と身長です。
成長曲線というものをつけて評価をしますが、びっくりするぐらい線に沿って成長していきます。
いろんなサイトにありますが、たとえばこんなサイトがあります。
紙ベースであれば、僕も一番よく使う用紙です。
身長でいえば、3パーセンタイル未満(その年齢の子を集めたときに下から数えて3%未満の人)であるか、もしくは身長の伸び方が悪くなっている状態であれば基本的に病院へ紹介しています。
病院で受ける立場になった場合は、パーセンタイルではなくSD(えすでぃー)というメモリを使い、-2SD未満であれば精査を行います。
SDというのは模擬試験でみたことがある偏差値のことです。
3歳健診の鉄板診察は名前と年齢
鉄板の診察は名前と年齢がいえるかどうかです。
かけだしで、はじめて3歳健診に行くときに先輩に言われたのが、
「名前と年齢聞いてオッケーだったら仕事がおわり!」
「え?そんだけ???」
いや、本当はそれだけではないんですが、それだけ重要なパートということです。
とはいえ、みなさん必死に練習してきている(と思う)のですが、体感的に3割ぐらいの子は恥ずかしがって言えません。
診察の場では、言うまで待てるほど時間の余裕がないので、「家では言えていますか?」と聞いて流さざるをえませんが
別の時間で保健師さんに確認してもらうようにします。
健診の総まとめとして疑問や不安がないかを確認
3歳健診は最終の公的な健診です。
多くは3歳健診までに受診などをして問題の解決にあたっていると思いますが、それまで聞くに聞けなかったことをためているお母さんもおられます。
「何か、病気や身体のこと、子育てのことで気になることはありませんか?」
近くのママ友にききやすいこと、保育園の先生に聞きやすいこと、自分の母親に聞きやすいこと、保健師さんに聞きやすいこと、など
聞きたい相手は変わると思いますが、小児科医師にかかわる時間は多くないと思いますので、ぜひこの機会にきいていただければ小児科医冥利につきます。
ぜひ利用してください。
今回の記事が参考になれば幸いです。
それでは!
Photo by Ben White on Unsplash
