^_^こんにちは!□ましゅまろ□です!
点滴をうけたことはありますでしょうか?
とりあえず、水分が入っているということはわかると思うのですが、どんなものが入っているか知ってますか?
なんとなく体によいもの?何だかわからないけど元気になる栄養素?
一応、説明はするものの最後に「結局、この点滴している中身はなんですか?」と聞かれることも多く、なかなか点滴ってわかりにくいんだなぁ、と実感します。
また、どれだけ時間かかりますか?と聞かれて答えると「え?そんなにかかるの!?」と言われることもしばしばです。

何に効いているの?
時間はどれぐらい?
という疑問について解説していきます!
Contents
点滴の中身のキホン
点滴の中身には、いろいろなものが入っています。
抗生剤や鎮痛剤などの薬であることもありますが、そちらは分かりやすいと思うので、脱水かも?で行う点滴の中身をお話しします。
点滴の中身で重要なのは3つで水分、塩分、糖分です。
水分
点滴の1番の目的は脱水になっている子に水分をいれることです。
脱水になっている子に、十分な量の水分を点滴すると、みるみる元気になります!
塩分
塩分も大事な要素です。
熱中症対策に水分だけじゃなくて、塩分もとるように、と言われているのを聞いたことはありますか?
体内に水分をとどめておこうとすると塩分(ナトリウム)が必要になるので点滴する時は、普通は塩分と一緒にいれます。
糖分
次に大事なのが糖分です。
脱水になるぐらいの子の場合、食事もとれずエネルギー不足になっていることが多いので糖分も一緒にいれます。
点滴ってスポーツドリンクやん!
点滴の中身は、水分・塩分・糖分と聞くと、「点滴ってスポーツドリンクやん!」と思ったあなた!正解です(笑)
まさに、点滴の中身はスポーツドリンクなのです。
実際、そのように説明してもらったことがある人もあると思います。
つまり、しっかり口から水分をとれるのであれば痛い思いまでして点滴する必要はなくなります。
水分はどれぐらいいれるもの?時間はどれぐらい?
子供であれば目安としては、外来で1回の点滴行うの水分量は体重×10~20mlを点滴します。
それを1~2時間かけて点滴します。
(ものすごくざっくりした計算ですので、なんか違う!と思ったら担当の先生に詳細聞いてください)
たとえば体重10kgの子でしっかりめにする場合は200mlを2時間かけて点滴します。
点滴の製剤は、だいたいの場合200mlのものと500mlの2つなので、計算結果と子ども状態に合わせてどちらかを選びます。
ちゃんと計算された量の水分を2時間ぐらいしっかり点滴うけても元気にならないぐらいの脱水であれば24時間続けての点滴が必要なひどい状態なので入院が必要です。
まとめ
点滴の中身は水分と塩分と糖分
外来でしっかり点滴を受けるなら2時間ぐらいかける
1回でいれる水分量は体重×10~20ml
今回の記事が参考になれば幸いです!
それでは!
Image by Thanks for your Like • donations welcome from Pixabay