こんにちは、□ましゅまろ□です
今、流行していて注意なこどもの病気についてお話させていただきます。
現在の勤務地で流行しているのが、以下の2つです。
1.インフルエンザ
2.腸炎
有名な感染症ですが、簡単に症状などを解説します。
1.インフルエンザ
冬に流行する感染症の代表です
カゼ、に分類されますが、👇のような症状があれば特に怪しいです
・普通のカゼよりも、かなりぐったり
・頭痛がある
・関節痛、筋肉痛ある
こどもはカゼで熱があっても、いつもよりは元気ないと言ってもそれなりに元気です
表情がくもっているとかなり怪しいです。
また、頭痛や関節痛、筋肉痛も特徴です。
ヒジやヒザが痛い(関節痛)、肩や腰まわりが痛い(筋肉痛)もインフルエンザらしい症状です。
これらの症状があればインフルエンザの検査をおすすめします。
ただ、最近は新しい検査キットもでてきていますが、ある程度ウイルスが増えないと検査してもひっかりにくいので
発熱12時間以上たってからの検査をおすすめしています。
2.腸炎
吐く、下痢する、という病気が腸炎です。
冬だとノロウイルスが原因というのが有名ですが、その他のウイルスでもおこします。
ウイルスの強さ、こどもの体力で経過は変わりますが
おおむね最初の12時間~24時間が最も症状が強く、そこを乗り切れば徐々に改善します
1,2回程度の嘔吐であれば脱水になるケースはまれですが
10回以上吐く、もしくは1日以上たっても改善なければ点滴を受けた方が良いと思います。
脱水にさせないのが大事ですが、吐く病気の子に対して水分飲め!というジレンマをかかえる病気です。
コツとしては
1.吐いたあと30分~1時間は飲まずに休憩
2.少量ずつ水分摂取(目安はペットボトルのふた1杯)
吐いた直後は、胃や腸が過敏になっているので特に吐きやすいです。
嘔吐が嘔吐を呼ぶ、と表現されるように、飲むことでさらに吐くという悪循環に陥りますので、まずは休憩しましょう。
1時間では脱水にならないので、大丈夫です!
よく、少ない量をちょこちょこあげましょう、と指導されますが、具体的にどれぐらいでしょうか?
年齢と体格で変わりますが、人間が腸から吸収できる水分は1分間で5~10mlといわれています。
5mlはだいたいペットボトルのフタ1杯分です。
健康な状態であればコップ1杯(約150ml)を1回で飲んでも胃にたまりゆっくりと腸に行き吸収されていきますが
腸炎でしんどい時には難しいので、例えば1回5mlを1分ずつ行い30分やったとすると
5ml×30分=合計150ml
と通常ぐらいの水分摂取ができます。
逆に言うと、ペットボトル1杯ぐらいの水分でも吐いてしまうぐらい激しい状態であれば
点滴した方が無難、といえるかもしれません。
以上、2つの感染症について概要を説明しました。
一番はかからないことですので、予防をしっかりしてください!